★ L.A.GUNS ☆ S.R. vol.347 * Side-A-4 [L.A.GUNS]
L.A.GUNS ~ Cry No More
(Amazon )
L.A.GUNS『L.A.GUNS ―砲―』(1988)
L.A.GUNS ~ Crystal Eyes (1991)
1995年頃、日本音楽産業は「洋楽の締め出し=音楽の鎖国」をしました。
1990年前後の日本の音楽シーンは、90% くらいかというほど洋楽が溢れていました。
『CDで~た』でさえ、その紹介のほとんどが洋楽で、邦楽は・・・載ってたんだろうなあ・・・というくらいでした。
本屋の店頭には洋楽のバンドやミュージシャンの写真を表紙にした雑誌が並び、関連書籍も豊富でした。
CD 屋の店頭にも洋楽が並び、邦楽は片隅で小さくなっていました。
そしてその洋楽の大半が、ヘヴィ・メタル/ハード・ロックの曲だったのです。
その時代を語るのに一番だと思うのは、イトーヨーカドーの婦人服売り場に、SKID ROW の「Monkey Business」が流れたのです。
「わっ!」と声をあげた私は、スピーカーの真下に飛んで行きましたwww
そのくらい、HM/HR が普通に流れていたのです。
SKID ROW のセバスチャン・バックに熱狂する女の子たちが、コンサート会場の周りを取り巻いたりもしていました。
TV では高校生あたりが帰宅後に見れる午後 5時とか 6時頃に洋楽の番組がありました。
洋楽も邦楽も一緒のラジオの「ベスト 100」のほとんどを、洋楽が占めていました。
いきおい、映画情報もハリウッドが主流で、映画雑誌の表紙を飾るのもハリウッド俳優でした。
そんなシーンの中で、突如、発令された、「洋楽の新アルバムのレンタルは、1年間、禁止」というもの。
それは日本のエンターティメント・シーンをガラリと様変わりさせて行きました。
邦楽と違って、洋楽のアルバムは、1 曲聴いて良かったからと直ぐに買うには勇気が要ります。
それを手助けするのがレンタルでした。
そしてレンタルして聴いてしまえば、ファンはほとんど新作を欲しくなって買ってしまいますw
ところが、それが 1 年間も試し聴きが出来ないとなったら、忘れちゃいます \(◎o◎)/!
少しづつ、段々と、洋楽ファンが減って行き、交叉して登場して来たのが、邦楽を洋楽と見せかけた、日本語のタイトルや曲名やアーティスト名までも、ローマ字で書かれたもの。
音楽や映画の情報誌も、段々とそれっぽくなって行きました。
それと同時に、やたらめったら邦楽のアーティストがアジア圏に行ってコンサートをやるようになって、やがてそれが現在の韓流ブームにつながって行きます。
J-POP や、トレンディ・ドラマなどの逆輸入が、K-POPであり、韓流ドラマです。
あれほど溢れ返っていた洋楽や洋画は、本屋の店頭をひと目見ただけで歴然の韓流スター勢ぞろいに取って変わり、洋楽や洋画の情報は、熱心なファンでなければ知らず知らずのうちに目につくことも、耳に入ることも、なくなってしまいました。
これを、もっと詳細に追って行くと、1993年に現在の民主党につながる細川政権が誕生した背景、そして鳩山ルーピーが提唱していた「東アジア共同体構想」(中国の大長城計画の一部)に、つながって行きます。
◇
昔、「歌は世に連れ、世は歌に連れ」という言葉がありました。
時代とともに歌も変化するのですが、歌の方が、時代を先取りすることが多いように思います。
暗めのフォークソングなんかが出てくると、景気が悪くなるとかね。
1980年代後半。
日本はバブル景気の絶頂期にありました。
キッズのエネルギーから生まれた ROCK N' ROLL が巷に溢れたのと同じ時代です。
そして “失われた 20年” 時代を通って来た、今。
これから未来に向かって行く若者が、J-POP の逆輸入だの、幼稚園のお遊戯会レベルの音楽だの、あるいはカビさえ干からびた遺跡のビートルズだのマイケル・ジャクソンだの、はたまた現在 80歳代くらいの人たちの若い頃に流行った ジャズなんて音楽に熱狂していたり、1963年の坂本九以来、世界進出を果たせないままの邦楽で満足しているのは、とても淋しい気がします。
◇
20年前の高校生あたりは、GUNS N' ROSES に夢中でした。
そのバンド名となった、「アクセル・ローズ」と「トレイシー・ガンズ」の、トレイシ-・ガンズ。
前記の事情から、現在の洋楽ファンは比較的年齢層が高くて、そんなことは先刻ご承知ですねw
その、70年代から 80年代初期の音楽の中にハマったまま、進化していない、そんな方々が、このブログ(HM/HR 専門の別ブログ)を覗いて下さる数が多い気がします。
例えば、「TRIVIUM の新曲が発表されました~!!」という記事をアップしても、それは素通りして、QUEEN だの ERIC CLAPTON だのに流れているのをアクセス解析で見ると愕然としちゃうのですが (笑)
少しでも、失われた 20年間のロック・シーンを若者に知って貰いたいし、そして今現在の世界の音楽シーンも知って貰いたいと思っています。
同時に、70年代 80年代で止まったままになっているオヤジ・バンド層が、若者の足を引っ張っていることも知って貰いたいなwww
「ロックン・ロール」とは、キッズが(あらゆる意味で)踊るために産まれた音楽であり、オヤジがキッズ時代を懐かしむ音楽ではないからです。
子供は一カ所に留まることなく、常にはしゃぎまわって、疲れを知らずに遊び転げて、そして未来へと成長していくもの。
ROCK とは破壊です。
ROLL とは永遠です。
どちらが欠けても ROCK N' ROL ではありません。
打ち壊し、そして新たに進化をし続けるものが、ロックン・ロールです。
1990年前後の日本の音楽シーンは、90% くらいかというほど洋楽が溢れていました。
『CDで~た』でさえ、その紹介のほとんどが洋楽で、邦楽は・・・載ってたんだろうなあ・・・というくらいでした。
本屋の店頭には洋楽のバンドやミュージシャンの写真を表紙にした雑誌が並び、関連書籍も豊富でした。
CD 屋の店頭にも洋楽が並び、邦楽は片隅で小さくなっていました。
そしてその洋楽の大半が、ヘヴィ・メタル/ハード・ロックの曲だったのです。
その時代を語るのに一番だと思うのは、イトーヨーカドーの婦人服売り場に、SKID ROW の「Monkey Business」が流れたのです。
「わっ!」と声をあげた私は、スピーカーの真下に飛んで行きましたwww
そのくらい、HM/HR が普通に流れていたのです。
SKID ROW のセバスチャン・バックに熱狂する女の子たちが、コンサート会場の周りを取り巻いたりもしていました。
TV では高校生あたりが帰宅後に見れる午後 5時とか 6時頃に洋楽の番組がありました。
洋楽も邦楽も一緒のラジオの「ベスト 100」のほとんどを、洋楽が占めていました。
いきおい、映画情報もハリウッドが主流で、映画雑誌の表紙を飾るのもハリウッド俳優でした。
そんなシーンの中で、突如、発令された、「洋楽の新アルバムのレンタルは、1年間、禁止」というもの。
それは日本のエンターティメント・シーンをガラリと様変わりさせて行きました。
邦楽と違って、洋楽のアルバムは、1 曲聴いて良かったからと直ぐに買うには勇気が要ります。
それを手助けするのがレンタルでした。
そしてレンタルして聴いてしまえば、ファンはほとんど新作を欲しくなって買ってしまいますw
ところが、それが 1 年間も試し聴きが出来ないとなったら、忘れちゃいます \(◎o◎)/!
少しづつ、段々と、洋楽ファンが減って行き、交叉して登場して来たのが、邦楽を洋楽と見せかけた、日本語のタイトルや曲名やアーティスト名までも、ローマ字で書かれたもの。
音楽や映画の情報誌も、段々とそれっぽくなって行きました。
それと同時に、やたらめったら邦楽のアーティストがアジア圏に行ってコンサートをやるようになって、やがてそれが現在の韓流ブームにつながって行きます。
J-POP や、トレンディ・ドラマなどの逆輸入が、K-POPであり、韓流ドラマです。
あれほど溢れ返っていた洋楽や洋画は、本屋の店頭をひと目見ただけで歴然の韓流スター勢ぞろいに取って変わり、洋楽や洋画の情報は、熱心なファンでなければ知らず知らずのうちに目につくことも、耳に入ることも、なくなってしまいました。
これを、もっと詳細に追って行くと、1993年に現在の民主党につながる細川政権が誕生した背景、そして鳩山ルーピーが提唱していた「東アジア共同体構想」(中国の大長城計画の一部)に、つながって行きます。
◇
昔、「歌は世に連れ、世は歌に連れ」という言葉がありました。
時代とともに歌も変化するのですが、歌の方が、時代を先取りすることが多いように思います。
暗めのフォークソングなんかが出てくると、景気が悪くなるとかね。
1980年代後半。
日本はバブル景気の絶頂期にありました。
キッズのエネルギーから生まれた ROCK N' ROLL が巷に溢れたのと同じ時代です。
そして “失われた 20年” 時代を通って来た、今。
これから未来に向かって行く若者が、J-POP の逆輸入だの、幼稚園のお遊戯会レベルの音楽だの、あるいはカビさえ干からびた遺跡のビートルズだのマイケル・ジャクソンだの、はたまた現在 80歳代くらいの人たちの若い頃に流行った ジャズなんて音楽に熱狂していたり、1963年の坂本九以来、世界進出を果たせないままの邦楽で満足しているのは、とても淋しい気がします。
◇
20年前の高校生あたりは、GUNS N' ROSES に夢中でした。
そのバンド名となった、「アクセル・ローズ」と「トレイシー・ガンズ」の、トレイシ-・ガンズ。
前記の事情から、現在の洋楽ファンは比較的年齢層が高くて、そんなことは先刻ご承知ですねw
その、70年代から 80年代初期の音楽の中にハマったまま、進化していない、そんな方々が、このブログ(HM/HR 専門の別ブログ)を覗いて下さる数が多い気がします。
例えば、「TRIVIUM の新曲が発表されました~!!」という記事をアップしても、それは素通りして、QUEEN だの ERIC CLAPTON だのに流れているのをアクセス解析で見ると愕然としちゃうのですが (笑)
少しでも、失われた 20年間のロック・シーンを若者に知って貰いたいし、そして今現在の世界の音楽シーンも知って貰いたいと思っています。
同時に、70年代 80年代で止まったままになっているオヤジ・バンド層が、若者の足を引っ張っていることも知って貰いたいなwww
「ロックン・ロール」とは、キッズが(あらゆる意味で)踊るために産まれた音楽であり、オヤジがキッズ時代を懐かしむ音楽ではないからです。
子供は一カ所に留まることなく、常にはしゃぎまわって、疲れを知らずに遊び転げて、そして未来へと成長していくもの。
ROCK とは破壊です。
ROLL とは永遠です。
どちらが欠けても ROCK N' ROL ではありません。
打ち壊し、そして新たに進化をし続けるものが、ロックン・ロールです。
STORM SERIES ―もくじ―
(psycho-country.blog.ss-blog.jp/2021-02-28 )
S.R. vol.347 ☆ Side-A
(psycho-country.blog.ss-blog.jp/2015-02-08-5 )
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