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★ JOHN SYKES ★ S.R. vol.3 * Side-B-4 [JOHN SYKES]


JOHN SYKES with PHIL LYNOTT
~ Please Don't Leave Me ―Original Version―




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JOHN SYKES
『PLEASE DON'T LEAVE ME』(1992)




ジョン・サイクス


1959年 7月 29日、イギリスのレディングで生まれる。
10代前半、両親の仕事の都合でスペインのイビサ島に移住。
ここでギターを学び、ブルースに熱中する。

1970年代後半、イギリスに戻り建築関係の仕事に就くが、コロシアムⅡでのゲイリー・ムーアのプレイを観てミュージシャンになることを決心。

ローカル・バンドで活動を始める。

1981年、タイガース・オブ・パンタンに加入。
若手実力派ギタリストとして一躍脚光を浴びる。
アルバム「スペルバウンド」と「クレイジー・ナイツ」に参加したが、翌年脱退。

オジー・オズボーン・バンドのメンバー候補として渡米するが、実現せずにイギリスに戻る。

1982年夏、MCA とソロ契約を結び、初のソロ・シングル「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」をリリース。
この曲は シン・リジィ の故 フィル・ライノット との共作で、フィルがヴォーカルも取っている。


 [わーい(嬉しい顔)] 
ということで、そのシングルの A面には、同タイトルのフィル・ライノットの歌が入った曲で、B面にはインスト曲が入っていたそうです。

しかしその後、いろんな経緯があったからでしょうが、この 7インチ・シングルは「幻の名盤」あるいは「幻の名曲」といった伝説になってしまいます。

ところが、時が過ぎて 1992年。デンマークのヘヴィ・メタル・バンド「プリティ・メイズ=PRETY MAIDS」がこの曲を世に送り出します。

しかし、アルバム『SIN-DECADE』(1992) の中の、いわばボーナス・トラックともいえるカバー曲だったものが、爆発的なヒットをしたために、その後のプリティ・メイズに思わぬを負担を強いることになってしまうのです。

つまり、その曲が気に入ったリスナーは、プリティ・メイズに再びそんな曲を求めちゃうワケですね。

私はプリティ・メイズを聴く前にジョン・サイクスの曲を知っていましたから、『SIN-DECADE』は素直に PRETY MAIDS として聴けました。

素晴らしい曲が入っていますよ。特にタイトル曲はステキでした。




RETY MAIDS ~ Sin Decade (1992)




PRETY MAIDS ~ Please Don't Leave Me (1992)
              -1982 -JOHN SYKES




プリティ・メイズのその後を左右するほどの世界的なヒットとなったこの曲に遅れること 9カ月後。「Please Don't Leave Me」は、再びシーンの話題をさらうことになるのです。

ヘヴィ・メタルの第一人者とも言える伊藤政則氏

※ 個人的にはそう思っています。

どこかに書いた気がするので重複するかも知れませんが・・・

多くのファンや評論家が、自分が初めて感動を受けて熱中した “時” で時間が止まってしまっていて、全てがその “時” を基準にしてしまい、時代が流れている感覚がなかったりします。

それがバンドやシーンを衰退させてしまうことにも気づかずに、せっかく新曲が発表されても 30年も 40年も前の曲を騒いで新曲には見向きもしない、なんてことが多々、見受けられる。

でも政則氏は、クラシックはクラシックとして大切にしながら、常に進化しているのです。時代とともに、音楽とともに。

私は政則氏のラジオや TV の番組で、60年代や 70年代の素晴らしい曲を教えてもらいました。それと同時に TRIVIUM のようなバンドも教えてもらいました。


その伊藤政則氏が、NHOBHM に “聖地” を求めるキッズたちに、あの “7インチ” を届けたいという思いを抱いたのです。

NWOBHM(New Wave Of Britysh Heavy Metal)というのは、ハード・ロックなんてダサいと、新たに巻き起こったパンク・ロック・ムーヴメントが、逆に、ハード・ロック を愛する者たちを喚起させ、自費出版やインディーズといった、マス・メデアと一線を画した凄まじいエネルギーとなり、その中から、IRON MAIDEN などを筆頭に現在の大物バンドが続々と登場してきた 1980年前後に起こったムーブメントです。

で、その政則氏の熱い思いが、1980年前後に A&R として活躍していた、MCA レコード(現ユニバーサル)のスチュワート・ワトソン氏を、MCA レコードの薄暗い倉庫に潜らせましたw

そして探し出したマスター・テープ。

その中にあった「JHON SYKES」のソロ・シングルのマスター・テープ。

そしてその時に在籍していた「TYGERS OF PAN TANG」のシングルなどなど。

1992年 12月。“幻の名曲” の 3つのバージョンは、ジョン・サイクス在籍時の TYGERS OF PAN TANG のシングル 8曲とともに、ファンが切望していた CD となって登場したのです。

自然界の目には見えない不思議。

この曲は 10年の歳月を経てから世界の脚光を浴びる “その時” が訪れたのでしょうか。

奇しくも 1カ月後の 1993年 1月 4日は、フィル・ライノットの没後 7年目でした。




STORM SERIES ―もくじ―
(psycho-country.blog.ss-blog.jp/2021-02-28 )
S.R. vol.3 ☆ Side-B
(psycho-country.blog.ss-blog.jp/2015-01-20-4 )


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